町田のフリー台本/簪夜帳

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「無価値な自分を愛して」詩的台本

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性別不問

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「無価値な自分を愛して」詩的台本

 

何かが足りない。

埋まらない。

どうしたいのかも分からない。

 

分からないけど、

自分が頑張っていることや

頑張ったことを認められたいとか

今自分がしている事柄、仕事だったり、勉強だったりを褒められたいだけでは無いのは分かる

 

認められたいし、褒められたい。

人間みんなそうなのだろう。

だけど、自分はそれとは違う何かを求めている

 

出来なかったことに1人で泣き、

無価値な自分を嫌い、

出来ない自分を否定した。

そして人は出来なかった事を怒る。

自分を肯定してくれる人が居ない中で

否定される事が怖くなる

否定されない様に顔色を伺って、

自分の本当の意見を飲み込んだ。

 

苦手な事も少しは出来るように努力した。

多くの理不尽な否定にも耐えた。

沢山沢山頑張ったんだ。

まだ足りないだろうけど、頑張った事実は否定しないで欲しい。

 

我儘の言い方も、甘え方も忘れてしまった。

どれだけそれらしい言葉を口にしても、

心が埋まる事も満たされる事もなかった。

 

出来たことを褒められるよりも、

出来ない自分を否定しないで欲しい。

言葉に出来ず大人げなく泣き喚くだけの自分を許して欲しい。

感情を剥き出しに哀れな姿になっても、傍にいて欲しい。

あわよくば無価値な自分を愛して欲しかった。