町田のフリー台本/簪夜帳

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想う先に。«時»/使用について最後必読

夜は色々な事を考える。

それが何なのか、心なのか、気持ちなのか、

あなたなのか。

 

 

朝は、鳥が鳴き、人々が忙(せわ)しなく動いている。

天気が良い日は尚さら気分が良いものだ。

朝でも昼でも、雨の降る日、空が曇る日は

気分も淀む(よどむ)

 

夜は無条件に気分が淀むのだ。

人々は寝静まり、鳥もその羽を休めるから、

外は暗闇、鳥も静かだ、周りにあるのは静寂だけ。

雨は夜になるにつれて、悲しい音を立てる。

暗闇の中、悲しい音がこだまする部屋の隅で、

世界でたった1人になった様な孤独を味わうのだ。

どれだけ体が火照っても、孤独が心を冷やすのだ。

 

考えては傷ついて、苦しくて、心がどうしたいか迷子になる。

1人は寂しいものなんだと、孤独が何度も教えてくる。

 

あなたに抱きしめられている事を想えば、暖かいのに、

あなたに今、何を考えさせているのだろうか、そう考えただけで、冷え切った何かが心を蝕んでいく。

 

寂しさが嫉妬を生み、嫉妬が態度に出る。

その態度は嫌味たらしくなる。

想えは想うほど考えてしまう、

考えるだけは辛いだけ。

 

 

そんな中、孤独は言った。

想う先に答えがある、それは辛くなるぐらい考えてしまうほど、愛しい人なのだと。

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詩のような、朗読のような台本です。

ポエム的な感じでもあります。

良ければ追伸も読んで頂けたらと思います。

 

-追伸-

自分の中で大切な人は居ますか?

大切だから考えてしまう事も山ほどあると思います。

だけど、忘れないでください。

その人を想う事。

その人としたい事、楽しかった事。

その人が隣に居る事。

考えは時に人を惑わします。

その人とは、頭で繋がっているのではなく、

心で繋がっています。

出会いはとても大きなものです。

大事にして行きましょう。