町田のフリー台本/簪夜帳

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セリフ集

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https://machidoku.hatenablog.com/entry/2021/06/30/135935

 

基本自由です。お好きにどうぞ。

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「あら、ここいらでは見ない顔だねぇ。そうかい、旅人(たびびと)さんか。
あたしは、言葉(ことば)と書いて「かたり」、と、読むのさ。
それにしても珍しいねぇ。最近ではおとぎ話なんて、ここ十年三十年いや、百年近く見てないからねぇ。
あぁ、旅人の名前をおとぎ話と呼ぶのさ。
大昔の。忘れじの言の葉さ。」

 

「寝れない夜が明けて、鳥の声が静かに泣いている。

少し冷える明け方が淋しく、溶ける様に眠る。

人は温もりを求める。

得たモノが心に染みる。

傷つけまいと護る。

君達人間は面倒な生き物だね。

つくづく、感情論と言うモノはぼく達には理解し難いよ。」

 

「気持ちを整えるには相当な時間がかかる。

どんな事にも整える時間はどうしてもかかってしまうもの。

相当な時間をかけて、傷を癒し気持ちを整える事で、一区切りと言うものが生まれる。

人は、何かを失って初めて大切さに気づく。

全く、効率の悪い生き物だよ。」

 

「朝の音楽室、

私は1人、この音の漏れない空間を選ぶ。物語を綴るようにピアノを弾(ひ)くこの手は、

この時間だけは、弦を弾(はじ)く

糸のように細い1弦を張り替えて、

唄を語る。」

 

「最上階のビルの上、晴天に降る雨。

炎天下の狐の嫁入り

私はあなたのお嫁に参りました。

あなたの事だけを見て、2人だけの世界で。

愛とは形のないものです。ふたりで2人の物語をつむぎましょう。」

 

「こんばんは、おちびさん。おひとりかい?

今日は一段と冷えると聞いたよ。

私と一緒にお茶でもいかがかな?

砂糖もミルクもありますよ。

おちびさんには暖かいココアがいいかな?」

 

「華やかだ!にぎやかだ!

繁華街…。とっても楽しいね!先生!

先生と出会わなかったら

こんな所知ることも無かったんだろうなぁ!

先生!本当に、僕(変更可)を見つけてくれて

ありがとうございます!

これからもついて行きます!先生!」

 

「ずっとずっと探していた。

近くに…ずっと傍に居てくれていたのに

私はひとりぼっちにして、忘れていた。

こんな酷い事をしてごめんなさい。

置き去りにしてしまってごめんね。

長い間待たせてしまったね。

ただいま。私。」

 

「ねぇねぇ〜そこのお姉さーん!

そうそう!そこのお姉さん!

これ、お姉さんのじゃない?だよね?!

良かったぁ!さっきカバンから落ちたような気がしてさ!

大事なもんでしょ?

じゃ!次は落とさないようにね!」

 

(10)

「寂しくはないか?そうか、孤独か。

嗚呼、なんて素敵な瞳だ…

君は光の無い瞳が良く似合う…。

闇を抱え、冷たい雨の様な悲しい瞳。

君は何も間違ってない。

そう、そのまま夜に呑み込まれて行こう

大丈夫大丈夫、私も一緒だ。」

 

(11)

「私は、戦う。

お前が止めたとしても、私は戦うと決めた。

分かってる。分かってるよ。

だけど、

私がどうなろうと、この国を護れるならそれでいい。

騎士として生きてきたこの人生に終止符が打たれる。それだけだ。

終わりは始まりだ、この国を未来に繋げる。」

 

(12)

「人を愛せ。自分を信じろ。

数多(アマタ)の偉人はこう囀(サエズ)る

こんな根拠の無い言葉に人々は心を打たれる

全く無様な!

弱い者は痛みを知っている。

だからこそ、どんな言葉も上辺だけの空っぽな中身の無い言葉にしか聞こえない!

救済など無い!

死が救済ならば何故人は生きる?!

生が死を産むのか?死が生を作るのか!

お前はどんな言葉を私に与える!

さぁ!答えろ!」

 

(13)

「月が電柱に隠れる
後光が指す電柱はまるで何かを諭す神父の様だ
雲が月明かりをぼかしていく
ついに黒い雲が月を消した

嗚呼、神よ。
何故私を置いていってしまったのだ
私はその心を聞いていたかった
この懺悔を誰に跪けばいい

私はあの温度が忘れられない
この十字架は私を喜ばせた産物なのだ。」

 

(14)

「いらっしゃい!

おじょうちゃん、1人かい?

まぁまぁ、よく見たらすぶ濡れじゃないか

今日は雨なんて降っていないのに、

何があったかは服を乾かして、ゆっくりあったかいご飯でも食べながら聞こうかね。

さぁ!さぁ!こっちにいらっしゃいな」

 

(15)

「ねぇねぇ。○○?今度一緒にどっか行かない?」

「○○急にどうしたよ。かしこまって、柄じゃない事言うじゃん」

「たまにはいいだろ!な!」

「まぁな!じゃ、今度な!」

 

(16)

「どうした?眠い?

そっか。色々あったもんね。疲れちゃったかな。

俺が一緒に居るから、安心して寝て。

おやすみ。」

 

(17)

「俺が護りたい。俺がそうしたい。

…要らない。か…。

君はどこまでも強欲な女だ。

その顔は助けを求める顔だろう?

手を取れ。俺がお前を救ってやる。」

 

(18)

「ねぇねぇ。ちょっとだけ目、つぶってて

……目、開けて?

いつも一緒に居てくれてありがとう。

どうか、この手を取ってくれますか?

私の愛しい人」

 

(19)

「さぁさぁ…本日のゲストはどんな物語を繰り広げてくれるかな?

楽しみだなぁ……止まらない昂揚感!(コウヨウカン)

なんて素敵なんだろうか!

…ふふっ…賞金につられて集まってしまったら最後。

仲間を裏切れ!蹴落とせ!

この青臭い仲良しごっこはいつまで続くかな」

 

(20)

「なぁ?ヒーロー。あんたの言う正義は本当に平等か?

では何故、我々は世間から見放され、家族にすらも白い目で見られていると思う。

……理解されないんだ。

あんたは良いよな。理解されて…ついでに人気だ。

だから、あんたには負けられない。

こっちにも、理解されない正義があるんでね」

 

(21)

「…君は。君はどうして分からないんだ!

君が作る酒は格別だ。

どうして、どうしてこんな錆びれた酒場なんだ!

君なら、どんな有名なBARでも、レストランでもやって行けるだろう。

私は君の腕を認めている。だから…一緒に来てくれ。頼む」

 

(22)

「…もし仮に、私が誰かに寂しさを埋めて欲しかったとする。

誰かと言うのは、この寂しさを埋めて欲しい人の誰かを指すの。

誰でもじゃない、誰か。よ。

……勘違いしないで。

貴方が私を好きでも、私が貴方を好きな確証はないわ。

その気持ちは嬉しい、けれど私は疲れたくないの。気を許せる誰かが欲しいのよ。」

 

(23)

「空が高い。夏の空ってやつだねぇ。

ねぇねぇ。いつまでそうやってるの?

どうせ死ぬ気はないんでしょ?

ん?あぁ、すまんすまん。ここに来る人間はだいたいそうだったからね。

……君は生きてよ。」

 

(24)

「さぁさぁ、始めましょう。

叫んでも無駄ですよ?

そんなに嫌なら、早く全てを吐いてしまえばいいじゃないですか。

…ふーん。なるほどね。

ねぇ、君。仲間にならないか?

みんな君と同じ様な感じだからね。歓迎してくれるさ。

……ようこそ、素敵な復讐劇へ。」

 

(25)

「やぁやぁ、初めまして。私はしがない宝石商サ。

私が美しいと思うモノは全て宝石なのだよ。

そうだな、例えば…君の目。とか?

ハハッ。冗談サ。

だけども、君の目は少し普通では無いのだろう?

困った時は協力するよ。薔薇の眼の子よ。いつでもおいで?」

 

(26)

「何も言葉が出ない…

いや、えっと。別に悪いとかじゃなくて!

素敵だなぁって。思ったんだよ?!

こう…上手く言葉に表せなくてさ。

こうやって作品を書いて表現する君がとっても素敵だ!」

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